NYの冬は厳しい。
「やはり冬はマリブがいいな」
深夜帰宅したトニーはアーマーを脱ぐと、凍えそうな身体を擦りながら寝室へと向かった。
パジャマに着替え、ふかふかのベッドの中に潜り込んだトニーは、すでに夢の中にいる温もりに手を伸ばすと、冷え切った身体を温めるように抱きしめた。
(温かくて…柔らかくて……最高だ……)
シャンプーの香り漂う髪の中に顔を埋めたトニーがうとうとしかけた時だった。
「くしゅんっ!」
小さなくしゃみが一つ。
首を伸ばして確認したが、どうやら目を覚ました訳ではないようだ。
すっかり温まった身体で、今度は腕の中の存在を温め直すかのように、トニーはペッパーを抱きしめ直すと眠りについた。
拍手お礼再掲。The Pepperony 100 Challengeより