「もう少しちゃんとした格好の方がいいわよ。何が起こるか分からないんだから…」
外に出る時はお洒落に決めているのに、家でくつろいでいる時は、大抵Tシャツにスエットという、普段の彼とは正反対の格好をしているトニー。別にいいのだが、時折どうしてそうなったのかと目を疑うような組み合わせをするのだ。
今日着ているのも大学時代から愛用しているものらしい”MIT”のロゴの入った紫のTシャツにショッキングピンクのスエット。どうしてそんな色の組み合わせになるのか分からない。おそらくクローゼットに手を突っ込んで適当に着たのだろうが、色彩感覚を疑うような組み合わせ。
「いいだろ。誰も来やしない。これが楽なんだ」
別に気にする風でもなく、ソファーに横になったトニーはテレビを見始めた。
「お洒落でカッコいいトニー・スタークも、それじゃあ台無しよね…」
ため息を付いたペッパーだが、そんな気が抜けたようなトニー・スタークが見れるのも自分だけ。そう考えるとラフすぎるトニーも愛おしくなり、大あくびをしている彼の枕元に座ったペッパーは、膝の上に彼の頭を乗せると額にキスをおとした。
拍手お礼再掲。The Pepperony 100 Challengeより