「なあ?最後にオンナを抱いたのはいつだ?」
スタークタワーのラボを借りて実験していた僕は、少し離れた所で先ほどからじっと僕を見つめていたスタークの声に飛び上がった。
「ど、ど、どうしたんだい?そ、そ、そんなことをいきなり…」
おそらく真っ赤な顔をしているだろう僕に彼は追い打ちをかけるようにニヤついた笑みを浮かべた。
「最後はいつか聞いてるんだ。君だって男だろ?好みのオンナとすれ違って…」
「み、緑色の友人が現れてもいいのか?」
遮るように言ってみたものの、ふんっと鼻を鳴らしたスタークは大袈裟に肩をすくめた。
「ラボを破壊することになるぞ?君はそんなに自制心のない男ではないはずだ」
僕の心を読んだかのようにニヤっと笑ったスタークは、立ち上がると僕の方に近づいてきた。
僕をからかうことにどうやら楽しみを見出しているスタークだから、僕が折れるまではこのやり取りは続くだろう。そこで僕はとっておきの言葉を言うことにした。
「…彼女に話すよ?」
何のことか分からないのだろう。ポカンとした顔のスタークは、立ち止まった。
「は?何をだ?」
首を傾げたスタークに、今度は僕がニヤリと笑った。
「この間のことだ。飲みすぎるなと言われてるんだろ?それなのに君は訳が分からなくなるまで飲んで、挙げ句の果てに僕に…」
その時のことを思い出したのだろう。顔色を変えたトニーは慌てふためき、僕の足元に跪いた。
「ぺ、ペッパーに?!それだけはやめてくれ!頼む!」
頭を下げる彼は普段絶対に見られない姿。結局のところ、彼女に弱い彼の姿に、僕は笑いを噛みしめた。
拍手お礼再掲。The Pepperony 100 Challengeより