Day7. highschool AU

「スタークくん!またサボったでしょ!」
学園中に響き渡る怒声に、生徒たちはまた始まったぞと苦笑した。
声の主は、超真面目で『歩く校則』と言われる、生徒会長のペッパー・ポッツ。そして彼女が文句を言っている相手は、天才・金持ち・女好きとしてLA中で有名なトニー・スターク。いつも校則を破ってはおちゃらけているトニーの態度が気に入らないらしく、ペッパーは毎日のように彼に文句を言っている…そんな光景は、今や学園の名物となっていた。

それから数時間後の昼休み。
人が滅多に踏み入れない、学園の片隅にある体育倉庫に、この2人の姿があった。トニーの膝の上に座ったペッパーは、首筋にキスを受け、切なそうに身をよじった。
「ん…トニー…もう…時間よ…」
「仕方ないな。続きは放課後、うちで」
唇にチュッとキスをしたトニーは、ペッパーの乱れた服装を整えると立ち上がった。
実はこの2人。犬猿の仲と周囲からは思われているが、れっきとした恋人同士なのだ。
「真面目なポッツさんが、まさか体育倉庫で俺に抱かれてるなんて」
ククッと笑ったトニーだが、頬を真っ赤に染めたペッパーは上目遣いに彼を見つめた。
「…あなたから離れたくないから…」
モジモジしているペッパーは可愛らしく、トニーはわざとらしく眉をひそめた。
「いいか。そんな可愛らしいところ、他の男に見せるなよ?」
「分かってる。あなただけよ」
トニーの頬にキスをしたペッパーは眼鏡を掛け、咳払いをした。その瞬間、彼女はいつものペッパー・ポッツに戻った。
「スタークくん、次の授業に遅れるわ」
「はいはい、ポッツさん。お先にどうぞ」
ドアを開けお辞儀をしたトニーに手を振ると、ペッパーはパタパタと駆け出して行った。

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