トニーとのセックスは何の変わりもなかった。いや、以前よりも愛おしいものになった。
それは一度は失いかけた彼が側にいてくれるから…。それだけでペッパーは良かった。トニーがそばにいてくれる…それだけで十分だった…。
そしてトニーも…。
もう二度と妻の温もりを抱くことは出来ないと思っていた。だが、こうやって再び愛し合うことができた…。
生きていてよかった…。だからこそ、もう二度とこの存在を離すまいと誓った…。
妻の身体を搔き抱いたトニーは、何度も彼女の中で達した。
***
「あなたって、相変わらず素敵ね…」
トニーの胸元に顔を押し付けたペッパーは、リアクターにキスをした。
「もっとしてやりたいが…そろそろ起きるんじゃないか?」
トニーが腕時計を見ると、タイミングよく部屋の外から声がした。
「ママ…パパ…」
娘の声に慌ててシーツの中に潜り込むと、ドアが開いた。ベッドに横になっている両親に、モーガンは無邪気な笑顔を向けた。
「ママとパパもねんねしてたの?」
ベッドのそばまでやってきたモーガンは、トニーに向かって腕を伸ばした。
「そうなの。パパもママも疲れちゃったから、お昼寝してたのよ」
誤魔化そうとしたペッパーだが、トニーに抱き上げられベッドに上がったモーガンは、首を傾げた。
「どうしておようふく、きてないの?」
どうやって誤魔化せばいいのだろうか…。目を泳がせた妻に気づいたトニーは、真顔で娘に告げた。
「さっき風呂に入っただろ?パパとママはあまりに疲れてて、服も着ずにそのまま寝てしまったんだ」
「そうなんだ」
納得したように頷いたモーガンの髪をトニーはクシャッと撫でた。
「よし、また遊びに出るか?」
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