Another World of 2012:NY…②

経過も良好だと、トニーは2日後に退院した。そして、退院祝いと婚約祝いを兼ねて、トニーとペッパーはタワーのペントハウスで祝杯をあげていた。
「ここのことなんだが、アベンジャーズの基地にしようと思ってる。いいか?」
今後のことを話していた2人だが、トニーが徐にそう言い出した。
今までのトニーだったら、おそらくそういうことは言い出さなかっただろう。そのため、ペッパーは、そんな仲間を受け入れようとしているトニーの姿勢が嬉しくてたまらなかった。
「ええ、もちろん」
ニコッと笑ったペッパーに、トニーはもう一つ提案することにした。
「そうだ。マリブへ帰ったら、正式に一緒に住まないか?」
今までも半同棲状態だったが、それはあくまで非公式に…だった。
「婚約したんだし、いいだろ?」
「えぇ」
嬉しそうに笑ったペッパーに、トニーはキスをした。軽い口づけは次第に深くなっていき、トニーの首に腕を回したペッパーは、身体を彼に押し付けた。唇の隙間からトニーの舌が入ってきた。ペッパーに自分の舌を絡めたトニーは、彼女のシャツの下から素肌を撫でた。そしてブラジャーのホックを外したトニーは、彼女のシャツのボタンを外しながら、ソファに押し倒した。

スルスルと服を脱がしていくトニーに、ペッパーは囁いた。
「トニー…ここじゃ嫌…。ベッドに連れてって…」
が、トニーはふんっと鼻を鳴らした。
「誰も来やしないさ。ここに入れるのは、私と君とハッピーだけだ」
ペッパーの着ているものを全て奪い取ったトニーは、自分もTシャツを脱ぎ捨てると、ジーンズを脱いだ。
「でも、そのハッピーが突然来たらどうするのよ」
眉を吊り上げたペッパーに、トニーはピタリと動きを止めた。確かに彼女の裸を見てもいいのは自分だけ。
「それもそうだな」
大きく頷いたトニーは、ペッパーを抱き上げると、キスをしながら寝室へと向かった。

ベッドの上にペッパーを下ろしたトニーは、再びキスをし始めた。そしてキスをしながら胸を愛撫し始めたのだが、幾度となくトニーに愛されたペッパーの身体は、いとも簡単に高みへと登りつめた。
柔らかく美しい恋人…いや、婚約者の裸体に赤い花を散らしたトニーは、誘うように蠢く彼女の秘部にキスをすると、暴れる自身を手に取った。
「なぁ、このままでいいだろ?」
いつもならきちんと避妊してくれるトニーなのに、今日はそのまま挿れようとしている。そんな彼に気づいたペッパーは慌てた。
「トニー、子供はまだ早いわ」
「どうして?」
不満げに唸ったトニーをペッパーは可愛らしく睨み付けた。
「まだ結婚してないのよ?」
本当はそれが理由ではない。というのも、ペッパーにはまだ心の準備ができていなかった。2日前にプロポーズされたが、トニーと結婚するという実感すら湧いていないのに…。それに今まで、トニーの口から『子供が欲しい』なんて聞いたこともないのだから、彼がどこまで本気か分からなかったのだ。そのため、トニーに「いいだろ?」と言われても、それがただ単に欲望のままそのまましたいということなのか、本当に子供が欲しいということなのか、理解できなかった。
(これはキチンと話し合わなきゃ…)
そう考えたペッパーは、上目遣いにトニーを見つめた。
「お願い」
可愛らしく懇願されると、トニーも嫌とは言えなかった。それに嫌がる彼女に無理強いするのも流儀ではない。
首を振ったトニーはゴムを付けると、いつものようにペッパーを愛し始めた。

③へ…

最初にいいねと言ってみませんか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。