185. Headache

「どうしたの?」
眉間に皺を寄せこめかみを押さえているトニーは、辛そうに息を吐いた。
「いや…頭痛が…」
以前はよく二日酔いで翌朝頭が痛いと喚いていたが、最近はお酒も嗜む程度なので、本当に体調が悪いのだろう。トニーは怪我をすることはあっても、あまり体調を崩すことがない。そのため、心配になったペッパーはトニーに近づくと額に手を当てた。
「熱はないみたい。薬を飲む?」
「あぁ。アドビルあるか?」
ちょっと待ってねと告げたペッパーは、薬を取りに行った。

薬を手に戻ってくると、トニーはソファーに寝転んでいた。薬を受け取ったトニーは水で流し込むと、再び横になった。
「最近忙しかったから、疲れてるのよ。しっかり休んで」
額に浮かんだ汗を拭うと、トニーはペッパーを見上げた。黙ったまま見つめるトニーの要望はただ一つ。クスッと笑みを浮かべたペッパーは、トニーの頬を撫でると唇にそっとキスをした。
言葉にせずとも理解してくれるのはペッパーだけ。ペッパーのキスと薬が効いてきたのだろう。ウトウトし始めたトニーは気持ちよさそうに目を閉じた。

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