2.早退

どうしてこんなに眩暈がするのだろう。いや、眩暈だけではない。何故か分からないが妙な胸騒ぎがする。ここにいてはいけない…という胸騒ぎが…。それに、こういう時の嫌な予感は残念ながらよく当たるのだ。
「早めに帰ろうってトニーに言った方がよさそうね…」
何度か深呼吸したペッパーは、トニーの元に戻ろうとした。その時…。

「あなたがペッパー・ポッツ?」
聞き覚えのない声に振り返ると、見知らぬ女が立っていた。
「えぇ。そうですけど」
嫌な笑いを浮かべた女は、カバンに手を突っ込んだ。
「あんたがいると、彼は私のものにならない。だから死んでくれる?」
女の言う『彼』がトニーだと悟った時には遅かった。カバンの中から何かを取り出した女はペッパーに向かってきた。それがナイフだと気付いたが、足が竦んで動けない。目の前に女が迫ってき、ペッパーは目を閉じた。

3.痛い

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