Kiss The Teacher&Need You Nowのトニペパ

12月24日。毎年恒例のスターク・インダストリーズのクリスマスパーティーだが、今年はLAの高級ホテルで行われていた。会場に姿を現したのはトニー・スターク。妻子は一緒ではないのかとガックリと肩を落としたマスコミだが、トニーは知らぬ顔でさっさと会場へ入っていったが…。
ものの30分も経たぬうちに彼は会場から立ち去った。一体どうしたのだろうかと首を傾げるマスコミだが、答えは明白だった。
というのも、今年は2週間前に産まれたばかりの娘の初めてのクリスマス。ということで、ペッパーは産後ということもあり、娘と留守番。トニーは最初の挨拶をすると、妻と娘が待っているから…と、飛んで帰ったのだとか…。

「あれから一年経つんだな…」
暖炉の前に座り込んだトニーは、娘を抱いたペッパーを抱き寄せた。1年前のクリスマスのパーティーは2人にとって辛い思い出だった。両親と交わした最後の言葉は1年経った今でもまだトニーの胸の内で燻り続けていた。
「トニー…」
あまりに切ない声に思わず顔を見ると、トニーは目に涙を滲ませていた。
「この子を見せたかったな。特にお袋はペッパーのことを本当の娘のように思ってたし…」
無邪気な顔をして眠る娘の頬を擽ると、トニーはペッパーにキスをした。
「俺さ、クリスマスがこんなに楽しみなのは初めてだ。子供みたいにワクワクしてる」
明日はペッパーの実家でクリスマスを祝うことになっている。2年前は一人ぼっちだったクリスマス。それが去年はペッパーと迎え、今年はさらに娘と、そしてペッパーの親戚と大勢で迎えることになる。
「トニー、これからは毎年…」
と言いかけたペッパーに、わざとらしく眉を釣り上げたトニーは
「そうだ。毎年家族を増やさないといけないな」
とニンマリ笑うと、真っ赤になったペッパーの唇を奪った。

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