Get drunk!①

どうしてこうなったんだ…
私の下にひざまずくペッパーを見下ろすと、私はため息をついた。

***

事の発端は、今日のパーティー。
酔うとちょっとばかり大胆になるペッパーは、いつもは自分でセーブして嗜んでいるが、今日は違った。
私が目を離した隙に、ワインやカクテルを勧められるがままに飲み続け、気が付いた時には時すでに遅し…。

「トニー、大好き~」
と一目もはばからず抱きつきキスをねだる彼女を引きずるように車に乗せ、家へと急いだ。

車の中ですっかり眠りこんでしまった彼女をそっと抱え、ベッドへ寝かせた。
さすがに許可なく脱がすわけにはいかないが、胸元が苦しそうだったので、ドレスも少し緩めてやった。

シャワーでも浴びて火照った頭と身体を冷やそう…それからアーマーの改良でもしようか…と立ち上がったその時、彼女が私の腕を掴んで抱きついてきた。

「べ、ペッパー!目が覚めたかのか⁈」
すっかり寝入っていると思い込んでいたので、突然の出来事に驚いていると、まだ酔いが覚めていないのか、熱を帯びた瞳に少々呂律の回らない声で爆弾投下。
「とにー、ねぇ~、欲しいの…いいでしょ?」

何だ、このジェリコ級の爆弾は⁈
いくら私でもこんなベロベロの彼女を襲う…いや、コトをいたすことはできないぞ!
「い、いや、ペッパー!わ、私は十分ま、間に合ってる!」
抱きつく彼女を引き離そうとするが、抵抗すればするほどますます強く抱きつき、挙句の果てには
「私のことキライなの?」
と泣き出す始末…。
「ペッパー、君のことは一度もキライになったことはない!むしろ愛してるぞ!だが、今日はタイミングが…」
酔っ払いに説明しても埒があかないが、必死に抵抗してみるが、彼女の執念と言うべきか、熱意が優っていたのか、あっという間にベッドに押し倒されてしまった。

「もぅ…とにーったら…うふふ。かわいいんだからぁ~。いいコトしてあげるからね~」
足元にひざまずき、ケタケタと笑う彼女に不覚にも戦慄を覚えた…。

2へ…

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