First Night③

「ペッパー、愛してるよ…」
彼の声に向かって手を伸ばすと、突然辺り一面が光に包まれた…。

気が付くとあたりはすっかり明るくなっていた。かなりの高さまで昇った太陽がマリブの海を照らし、水面がキラキラと輝いていた。
身体を起こすと、目の前の窓ガラスに自分の露わもない姿がうつり、慌ててシーツを手繰り寄せた。

ふと隣を見ると、あどけない顔をして眠る彼の右手が、温もりを求めるかのようにさまよっていた。
これは夢じゃないのよね。

その右手をそっと握ると、彼は安心したように寝息をたてはじめた。

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