IM2で恋人になった二人の初めての夜
激闘の後、自宅に戻りアーマーを脱ぎ捨てた。
今日は大切なものを取り戻すことができた。仲間とそして…ペッパー・ポッツ。
屋上でのKiss、お互いに素直になれた瞬間。
ずっと近くにありながら、手に入れることができなかったものを手に入れた。
彼女を自分のものにできると思うと、柄でもないがドキドキしてしまう。それと同時に望むもの全てを手に入れることに対して怖さもある。
おそらく、彼女も同じ気持ちでいてくれているに違いない…。
はやる気持ちを抑え、彼女が待つ寝室へ急いだ…。
***
あぁ!もう!
急な展開すぎて、頭がパニック…。
トニーのことは、初めて会った時からずっと好きよ。彼とこうなることは憧れでもあったし、望んでもいたわ。
でも、あんなことがあったばかりなのよ!まだシャワーも浴びてないし、私埃まみれだわ…。
それに、今まで距離があった分、正直心の準備が…。
「…ペッパー…ペッパー!!」
部屋の中をウロウロしていたら、いつの間にか彼が戻って来ていたみたい。
私を呼ぶ声で我に返ると、心配そうな顔をした彼が私を覗き込んでいた。
「大丈夫か?もし…その…。ムリしなくていいんだぞ…?」
いつも自信満々な彼なのに、いつもゆるぎない強さに満ちあふれているその瞳に、私は不安の色を見つけてしまった。
「ううん、違うの、トニー。イヤなわけないじゃない!…ただ…あまりに急展開でね、ちょっと怖気づいたのかも…」
そう言って彼の首に手を回し抱きつくと、彼は背中に手を回し、ギュッと抱きしめてくれた。
「そうか、それならよかった。てっきり私は嫌われたのかと…。ペッパー、愛してるよ…」
彼は耳元で囁くように言葉を発すると、甘いKissを一つ二つと首筋に刻んでいった。その甘い感触に身をよじり彼の胸を押すと、彼は不満そうに唸った。
***
「と、トニー!せめてシャワーを…」
この期に及んで何を言うんだ?
せっかくいい雰囲気なのに。
悠長に君がシャワーから出てくるのを待てるほど、私は気が長くないんだ。
一人騒ぐ彼女の口を塞ぐように
「ダメだ。私はもうガマンできない。散々焦らされたんだからな。それにお互い様だ。」
と、キスを一つ。
啄むようなキスを繰り返すうちに、次第に首筋に巻かれた彼女の腕に力が入り始め、同時にキスも深さを増していった。
どれくらいキスをしていただろう。銀色の糸を引きながら名残惜しそうに唇を離すと、頬を赤らめ上気した顔のペッパーがいた。
「もう…ズルい…。トニー…今まで言えなかったけど、私もあなたのこと…」
「あぁ、ペッパー…分かってるよ…」
彼女の言葉を遮るように唇にキスを落とすと、彼女を抱きかかえ、ベッドに向かった。
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