2.戦場だろうが愛を語る

「…で、何が望み?まさか…キスしろとか言わないわよね?」
敵の頭めがけて矢を放ったクリントは、ナターシャに視線を送った。
「そのまさかだ。これが永遠の別れになったらどうする?お前と最後のキスをしないまま、俺はあの世に旅立つんだぞ?お前にとって俺は大切な存在じゃ?ないのか?」
ふんっと鼻を鳴らしたクリントにナターシャはくるりと目を回した。
「ホントあんたってオーバーよね…。私が敵を引きつけてる間に、そこの階段を下りて物陰に隠れるだけでしょ?」
大げさにため息を付いたナターシャだが、結局は彼女も彼のキスが恋しくなっていたので、反論しようとしているクリントの唇を奪うと、敵に向かって銃を構えた。

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