3.その強さに惚れ直す

「ほら、これ。やるよ」
ぶっきらぼうに差し出された箱は長細く、ご丁寧にリボンまでしてある。
「何?」
今日は何かの記念日だったかしら? と思いながら箱を開けたナターシャは息を飲んだ。
箱の中にはネックレス。よく見ると、矢形のチャームが付いているではないか。
「これ…どういう意味?『いつも一緒だ!』とか、決まりきった文句は言わないでよ?」
図星だった。だが、それを顔に出すほどクリントも馬鹿ではなかった。
「…さぁな?」
言葉を濁したクリントだが、耳まで真っ赤になった彼の思惑は見え見えな訳で…。
クスッと笑ったナターシャ恥ずかしそうにそっぽを向いているクリントに抱き付くと、音を立てて唇を奪った。

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