二人が婚約を発表してから、スターク邸は毎週のように二人を祝う客が訪れていた。
今週はペッパーの妹であるミアとリリーが泊まりに来たのだが、生憎トニーは仕事で留守だった。
夕食を食べ終わりリビングでくつろいでいると、ようやくトニーが帰って来た。
玄関まで出迎えていたペッパーと連れだって戻ってきたトニーは、将来の義妹2人に出迎えられて頬を緩めた。
「おかえりなさい!」
「お邪魔してます」
駆け寄ってきた二人とハグをしたトニーは、隣に立つペッパーの腰に手を回すと2人に笑いかけた。
「よく来たな。ゆっくりしていってくれよ」
一人遅めの夕食を済ませたトニーがペッパーと共にリビングへ戻ってくると、ミアとリリーはソファーで眠っていた。
「あら、この子たちったら…」
二人に毛布を掛けたペッパーは、困ったようにトニーを見つめた。
「ごめんなさいね。あなたに会うの、すごく楽しみにしてたのに」
ペッパーの手を取ったトニーは楽しそうに笑った。
「いいじゃないか。それだけ心を許してくれてるってことだ」
「それもそうね」
笑いあった二人は自然と唇を近づけると、手を取り寝室へと向かった。