「ねぇ?いつから気持ちが変わったの?」
恋人になり数日後。
腕の中にすっぽりと収まった最愛の女性は悪戯めいた笑みを浮かべトニーに尋ねた。
改めて言われるといつだったのだろうか。
パーティーでドレス姿に惚れ直したからだろうか?そう思ったが、やはり生き方自体を見つめ直したアフガニスタンの洞窟での日々かもしれない。
あの数か月の間、自分の人生を振り返った。そして苦しみしかない日々において、ずっと自分の心の中で支えてくれたのは、他ならぬペッパー・ポッツの姿だった。
その時悟った。彼女は自分にとってかけがえのない存在だと…。
帰国後彼女の涙を見た瞬間思った。
この存在だけは守りたいと。
パーティーでドレス姿を見た瞬間思った。
彼女に触れたいと。
だが、自分に死が押し寄せていると分かった時思った。
彼女を苦しめたくないと。
そしてあの屋上で…。やっとお互いに素直になり思いを伝えることが出来た…。
「君への想いがはっきりしたのは、アフガニスタンから帰った後だ。君だけは失いたくないと思った。だが…」
身体の向きを変えたトニーは、ペッパーをベッドに押し倒した。
「君への想いは出会った時からずっと変わらない。愛してる、永遠に…」
愛しい女性の唇を奪ったトニーは、再び彼女へ愛を囁き始めた。