Day7
「今日で休暇も終わりか…」
ジャグジーに浸かったトニーは、大きく伸びをしながら、反対側に座るペッパーに向かってつぶやいた。
「リフレッシュできた?」
この一週間、ずっと一緒にいた二人だが、リフレッシュできたのはペッパーも同じだった。
「あぁ。思えば君をずっと抱いていたような…」
ニヤリと笑いながら答えるトニー。いろいろと思い出したペッパーは、その顔を直視できず、
「そ、そうね…」
と言うと、真っ赤になりブクブクと頭を水の中に沈めた。
「こんなにゆっくりできたのは久しぶりだなぁ…」
肩まで湯に浸かりつつも、足の指でペッパーの太ももを撫でていたトニーだが、下を向きモジモジするペッパーに気づくと、泳ぐように隣に移動し、肩を抱き寄せた。
「どうだ?」
トニーったら…さっきまで…。
(と言うのも、今日のトニーは起きてから…それも食事の時ですら、ペッパーのことを離そうとしないのだ。)
「どうって…。ま、またするの?」
トニーの悪戯で、お腹の奥が疼き始めたペッパーが恐る恐る聞くと、トニーは呆気に取られた顔をした。
「は?違うさ。休暇はどうだった?満足してもらえたか?」
勘違いもいいところ。
もう!ヤダ!私ったら…。
さらに真っ赤になったペッパーは叫ぶように言った。
「え?!き、休暇ね…。えぇ、大満足よ!ありがとう、トニー」
身体を離そうと身を捩るペッパーだが、トニーは肩に回した腕に力をこめ、ペッパーが逃げられないようにしているではないか。
「言ったろ?1ヶ月も君のこと放っておいたあげく、心配をかけた償いだ。それにしても…何だ?まだヤリたいのか?」
ニヤニヤしながら顔を覗きこむトニーを、ペッパーは睨みつけた。
「ち、違うわ!」
すると、トニーはペッパーの心の内を分かっているはずなのに、大げさにため息を付いた。
「そうか。もういいのか…。残念だ」
そう言うと、すっと身体を離してしまったトニー。
違うと言っても内心期待していたペッパーは、肩を落とすと口を尖らせた。
「そ、そういうわけじゃ…」
モジモジするペッパーの身体に、トニーはいつの間にか指を這わせ始めていた。
「どっちだ?言わないとこのままだぞ…?」
にっこりとほほ笑むトニー。その笑顔に陥落したペッパーは、胸を触っていたトニーの腕を掴んでつぶやいた。
「…お、お願い…トニー…抱いて…」
「では、休暇の最後の思い出を作るか?」
ペッパーを膝の上に座らせたトニーは、恥ずかしそうに笑うペッパーの唇を奪い、身を沈めていった。
【END】