Special Holiday③

Day2

翌朝、太陽がすっかり昇った頃。
寝室に差し込む日の光にトニーは目を覚ました。いつもは起こしてくれるジャーヴィスもさすがに今日は何も言わない。
腕の中には世界一大切な女性。最高の朝だ。時間を気にすることなく、彼女を独り占めできるのだから…。
しばらくその寝顔を見つめていたトニーだが、頬に口付けをするとペッパーが目を覚ました。
「おはよう…トニー…」
「やあ、ハニー。目が覚めたか?」
幸せそうに微笑んだペッパーの唇を奪うと、ペッパーもトニーの頭を抱えるように身体を寄せ、脚を絡めてきた。
首筋にキスを次々と落としたトニーは、ペッパーの脇腹に手を滑らせ、吸い付くような肌の感触を味わった。
だが、沸き起こる感覚に我慢できなくなったペッパーは身震いしトニーの胸元を押した。
「と、トニー…ダメ…。ま、まだ…朝よ…」
「いいだろ?休みなんだ」
昨日みたいに一日中ベッドで過ごしてもいいんだぞ?と耳元で囁かれたペッパーは、耳まで真っ赤にし、恥ずかしさを隠すように叫んだ。
「で、でも…お腹空いたでしょ?何か食べないと…」
「確かにそうだが…朝食の前に君をいただくよ…」

腰を押し付けたトニーがペッパーの中に入りこむと、ペッパーはもう何も考えれず快楽に身を任せた。

*****
「もう…。トニーったら…。朝から…」
シャワーを浴びたペッパーは、ショートパンツにトニーのシャツを羽織り、真っ赤な顔をして、朝食兼昼食を作っていた。
そこへシャワーを浴びてスッキリした顔のトニーが、濡れた頭をタオルでこすりながらやって来た。
「美味そうな匂いだな。腹ペコだよ」
「あなたが朝から…」
あんなことするからよ…と口を尖らせたペッパー。もっともな意見に何も言えないトニーは、照れ臭さを隠すように
「うるさいぞ」
と、つぶやくと音をたてて唇を奪った。
さらに顔を赤らめたペッパーを横目に、トニーは椅子に座ると、ホットミルクを飲みながら新聞を読み始めた。

*****
二人並んで後片付けをしていると、不意にトニーが口を開いた。
「ペッパー、どこかに出掛けるか?」
どういう風の吹き回しかしら?こういう展開になると、いつもならまたベッドに連れて行かれるのに…。
「家でゆっくりしましょ?あなた、病み上がりだし…。それに、もうお昼すぎよ」
「だが、せっかくの休みだ。時間はたっぷりあるんだぞ?」
口を尖らせたトニーは、じっとペッパーを見つめた。
「そうねぇ…」
しばらく考えていたペッパーだが、
「あ!いいこと思いついたわ!あのね…」
と、何やらトニーに耳打ちしたのだった。

*****
「これがいいことか?」
苦笑するトニーの脚の間には、ペッパーが膝を抱え座り込んでいた。
映画でも見ない?とシアタールームへ誘ったペッパー。幸いにもスターク邸には、最新の音響設備の整った立派なシアタールームがあるのだ。
絨毯の上に片膝を立てて座るトニーの脚の間にペッパーが座り、トニーは後ろからペッパーを抱きしめていた。
「そうよ。一度やってみたかったの!」
振り返ったペッパーは、とても嬉しそうだ。
「早く言えばいいじゃないか?」
「だって…子どもみたいって言われるかと思って…」
頬を膨らませたペッパーはかわいらしく、トニーは思わず口元を緩めた。
「いや、なかなかいいじゃないか?」
「ホント?よかったわ。」
嬉しそうに笑ったペッパーは、トニーの手を握るとスクリーンに目を移した。

しばらくの間、大人しく映画を見ていたトニーだが、ふと悪戯心が沸き起こりペッパーの頭にそっとキスをおとした。
そして、ペッパーの胸元に手を滑り込ませると、下着を合間から指を入れ立ち上がった先端をキュッと摘まんだ。
「トニー?!」
真っ赤になったペッパーが抗議の声をあげたが、トニーは真っ直ぐスクリーンを見ながら、
「ほら、見てないと、いいところだぞ?」
と知らぬ顔。
唇をキュッと結んだペッパーは、ジワジワと迫る快感から逃れようと身をよじったが、ペッパーがひどく抵抗しないのをいいことに、トニーは左手で胸を触りながら右手をペッパーの太ももに滑らせた。
「んん…」
押し殺した声がペッパーの口からは発せられたのに気付いたトニーは、下着をスッと撫でた。
「何だ?濡れてるぞ?」
耳まで真っ赤になったペッパーに囁くと、甘い吐息を出し始めたペッパーは映画どころではない。

いつの間にか映画はエンディングを迎えていたが、二人はまだ始まっていなかった。

「お願い…トニー…」
クルリと向きを変え潤んだ瞳で自分を見つめるペッパーに甘い口付けをすると、トニーはソファーに腰掛けた。
「おいで、ペッパー…」
ペッパーはトニーの膝の上に向かい合わせに座ると、トニーを味わうようにゆっくりと腰を沈めていった。

4へ…

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