嫉妬(トニペパ×コールソン)

「フィル!無事だったのね!よかったわ…」

泣き出しそうな顔で駆け寄って来たミス・ポッツは、手を伸ばし私に抱きついてきた。
10センチはあるであろうヒールを履いた彼女は私よりも身長が高く、頭を抱え込まれたのはいいが、柔らかな胸に顔を押し付ける形となった私は目を白黒させた。しかも、胸元の大きく開いたドレスから彼女の胸の谷間が見え、その間からは彼の所有の印が無数に見え…。

これがミス・ポッツでなければ、私も少々嬉しいのだが…。

と思った矢先だった。
「おい、コールソン…」
地獄の底から聞こえるような低音の声が聞こえ、私は飛び上がった。
トニー・スターク。
ミス・ポッツの恋人。

全身からどす黒いオーラを漂わせた彼は、にこやかに笑ってはいるが…その目は殺気に溢れていた。
「す、す、す、スターク…」
さすがの私も全身を震わせると、ミス・ポッツから飛びのいた。
「死んでなかったのか。元気そうだな。よかったな」
棒読みのそのセリフは、裏を返せば『だれの許可を得てペッパーの胸に顔を埋めてるんだ?殺すぞ!』というところだろうか。
私から抱きついたわけでは決してないのだが、そんなことは関係ないのだろう。

「お陰様で…」
顔を上げた時には、スタークとミス・ポッツははるかかなた。
部屋の隅でミス・ポッツにキスをしていたスタークだが、彼女の腰が抜けたのを確認すると、彼女を抱きかかえパーティー会場を出て行った。

やれやれ…ミス・ポッツへの対応は慎重にしなければ、命がいくつあっても足りないな…。

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