Pillow

広いベッドに横たわり目を閉じるが、すでに数時間がたっている。
「眠れない…」
いつからだろう。隣に温もりがないと眠れなくなったのは…。
誰でもいいわけではない。この世で唯一の存在を抱き締めていないと眠れなくなったのは…。
身体を反転させ、大きめの枕を抱き寄せる。ふわふわのその枕は、彼女の柔らかな存在を思い出させた。

残り香を味わうように思いっきり息を吸い込んだトニーは、彼女の代わりのように枕を抱き締めた。

「早く帰ってきてくれ…ペッパー…」

トニーは彼女の胸元に顔を埋めるように枕に顔を押し付けた。

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