SWなSSの過去ログ①

Ep3公開時くらいまで細々書いていたを発掘してしまったので、エピ7公開決定記念に大放出(笑)

『SW小説書きさんに100のお題(SW NOVEL様)』より

心音(ハンレイ)

深夜。
またあの夢を見た。目の前で故郷が爆発する夢を。全てを奪われたあの瞬間を。

思わず口から出そうになった悲鳴を飲み込むんだ。
隣で幸せそうに軽くいびきをかいて眠っている彼が憎たらしくなって、彼の鼻を軽くつまんでから、レイアはその広い胸に頭を埋めた。

あの時、無鉄砲な2人が来てくれなければ、私はこの唯一安心できる場所にたどり着けなかったわね…。
レイアは小さく笑い、ゆったりとしたその心地よい心音を聞きながらまぶたを閉じた。

戦いの終わり(ルーク)

長い長い戦いがついに終わった。
共に戦った仲間たちは、この星の小さな原住民たちと祝杯をあげている。
ふと見ると霊体となったヨーダとベンがいた。その隣に見慣れない若い男性。歳は自分より少し上だろうか。鋭い眼光のその男は、ベンにやけに親しげに話かけている。

・・・・・・。

どこかでお会いしましたっけ…?

じっと見つめる僕の視線に気付いたのか、その男が僕の方を向いてニヤリと笑った。

!!!って、と、父さん?!
というか、ヨーダもベンも死んだ時のままなのに、
何で父さんだけ若返ってるんだよ?!
父さんだけ特別待遇?ズルくない?
ちょっと!ベンも笑ってないでそこはツッコもうよ。

…う~ん。でもベンも父さんも幸せそうだからいいか…。

僕は父さんにものすごいツッコミたい気持ちを押さえながら、ニヤリと笑い返すと、これまた幸せそうな妹と、おそらくそのうち義兄弟になるであろう親友の元へ駆け寄った。

親友(ルーク→ハン)

初めて会った時、金にしか興味がない自信家なその年上の男に嫌悪感を覚えた。何もかもが自分と正反対。
しかし、自分がピンチの時にはいつだって駆けつけてくれ、時には命懸けで助けてくれる。
いつしか何でも話せる親友…いや、正確には兄貴分というべきなのだろうか…になっていた。
いつかレイアに言われたことがある。あなたたちって凸凹コンビよね。
凸凹だからこそ、正反対な2人だからこそ、お互いに補っていけるんじゃないかなぁ…。
恋人と喧嘩して酔い潰れている親友を見ながらそんなことを考えてしまった。

MY FATHER(レイア・ルーク・アナキン)

今日は父の日。
レイアから夕食に誘われたルークは、ソロ家のリビングで食後のコーヒーを堪能していた。
目の前の親友は、三人の子供たちから「パパ大好き」と似顔絵をプレゼントされ、さらには「いつもご苦労様」と妻から口付けされ上機嫌。
その幸せな光景を見たルークも頬を緩ませた。

ふと部屋の隅を見ると、見慣れた影が一つ…いや二つ。ベンとその後ろに隠れるようにいるのは自分の父親であるアナキン・スカイウォーカー。
「ベン!と、父さん!」という僕の声にレイアが駆け寄ってきた。
「まぁ、ケノービ将軍!よくいらして下さいました。今日は父の日なの。あなたはルークと私の父親同然よ。」と、ベン(霊体)の頬に軽くキス。

レイア…実の父親の目の前で…。あんまり苛めてると、またダーク・サイドにいっちゃうよ。
ほら、父さんも「全部オビ=ワンが悪いんだー!」なんて叫ばないで…。

恋心(ルーク→レイア)

はじめて彼女の姿を見たのは、僕がこの大冒険を始めるきっかけになった時。
R2の映し出すホロは、この世の人だとは思えないくらい美しい彼女に一目惚れ。

初対面は、デス・スターの牢獄。
白いドレスを着て横たわる彼女に思わず見とれてしまった。
ボーッと突っ立ってる僕を後目に、男勝りな彼女はその場を強行突破。

そんな彼女だから、ハンとは顔を合わせば口喧嘩。

デス・スターからの逃亡中、ハンにそっと聞いてみると、「案外上手くいくと思わないか?」とニヤリ。
ハンは金にしか興味がないから、本気じゃないと勝手に安心してたんだ。

いつしか口喧嘩が恒例になった頃、ハンといる彼女が、プリンセスという名の仮面の下の姿を彼には見せてることに気づいてしまった。
ハンもなんだかんだ言いながらも、反乱軍に残り、そして彼女のことをそれとなく見守っているようだった。

ハンは親友だ。頼れる兄貴分。銀河屈指の名パイロット。無謀なほどのその勇気。どれも僕は負けてるかもしれないけど、彼女に対するこの想いだけは負けないつもりだ。

<後書き>
エピ5前くらい。まだ妹だと知りません設定。というか、妹だと分かっても「あの時・・・」とちいとばかし後悔してるルークって…。

I love you,I know(レイア→ハン)

デス・スターで初めて会ったならず者。金にしか興味がなく、自分とはなにもかもが正反対の世界の男だった。こんな男とどうかなるなんて考えもしなかった。

苦楽を共にするうちに、横柄だけど魅力的なその笑顔、無鉄砲だけどさりげなく見せる勇気…危険なオーラを身にまとう彼は、いつしか『気に触る男』から『気になる人』になっていた。

そして、帝国軍から逃亡する中、初めてお互い素直になり、彼も私と同じ気持ちだと分かったあの瞬間。
彼に抱きしめられ口付けを交わした時の彼のきらめく瞳と笑顔。皮肉という言葉の中に隠された優しさ…。

彼の表情や思い出が走馬灯のように頭をよぎる。
彼は目の前にいるのに、私から奪い去られようとしている。
こんな時、何て言えばいいの?

もしかしたら、もう二度と会えないかもしれないと言うのに…。

何も言えず、ただジッと見つめることしかできない私の横では、最後の抵抗とばかりに暴れる相棒をなだめる彼。
『今度はプリンセスを守るんだ!』

彼はそう言うと、すべての想いを伝えるように私をジッと見つめた。

えぇ、言葉に出さずとも、私たちの想いは一つよ。
荒々しく、情熱的なそれでいて、彼のすべての気持ちがこもったキス。

永遠とも思える・・・いえ、永遠であって欲しいその瞬間は、白い無機質な兵士たちに引き裂かれ、彼は私の顔をその目に刻み込むかのようにじっと見つめていた。

自分の口から直接彼に想いを伝えなきゃ…。

最後の瞬間が訪れようとした時、”I love you!”と叫んでいた。

ホントはもっともっと沢山伝えたいことがあるの…。
こんなとき、今まで本当の気持ちを隠し続けた頑固な自分が恨めしく思えた。

そんな私の気持ちを知ってか、彼は”I know.”と一言。
そこにはいつもの茶化したような笑顔も皮肉な言葉もなく、今まで見たことのないような真剣な表情。

名残惜しそうにそれでいて臆することなくこちらを見ているその表情も、無情にも降り注ぐ液体によってさえぎられた。

あぁ、どんなに離れていても私の心はあなたと共にあるわ。
どんな手段を使っても、必ずあなたをこの手で救い出してみせると誓うわ。

<後書き>
・・・なりきりレイアたん気分で書いたため、支離滅裂でごめんなさい・・・。

タイムマシン(拍手掲載)

もしもタイムマシンがあったらいつに行きたいですか?

<アナキンとパドメの場合>
アナキン:えーっと。やっぱりあの運命の出会いの瞬間さ!
僕の天使パドメと出合ったあの瞬間。
あの時の僕は「君は天使?」だって!
今だったら、もっとステキな言葉で口説くのに・・・。
でも、あの瞬間、僕は君と恋に落ちたんだ!
何度だってあの瞬間は味わいたいものさ!
パドメ、君もそうだろう?
パドメ:そうねぇ、私はやっぱりあの瞬間かしら・・・。
火山の星であなたに首を締め付けられたときよ。
もし戻れるもんなら、オビ=ワンの代わりに
私があなたを溶岩の中に突き落としてやりたいわ♪
あら?アニー。何へこんでるの?
アナキン:・・・パドメ・・・(涙目)。

<オビ=ワンの場合>
アナキン:マスター!聞いてくださいよ!
パドメに「もしタイムマシンがあったらいつに戻りたい?」って聞いたら
マスターの代わりに僕のこと溶岩に突き落としたいって言ったんですよ!
後で「冗談よ♪」なんて言ってたけど、あれ本気ですよ、絶対・・・。
目がマジでしたもん・・・。
あ、マスターはきっと僕と出合ったときって言ってくれますよね♪
オビ=ワン:そうだなぁ・・・確かにアナキンと出合った時かなぁ・・・。
アナキン:やっぱりマスターは僕のマスターですよ!
オビ=ワン:正確にはタトゥイーンに到着したときだろうか・・・。
クワイ・ガンの代わりに私が街に行けばよかったなぁって。
そうすればマスターみたいに余計な拾物をしなかったのになぁって。
アナキン:・・・マスター(涙)。I hate YOU!!!(泣きながら走り去る・・・)
オビ=ワン:その拾物が結局銀河を救ったんだから・・・あれ?アナキン?
おーい、アナキン?

***
以下、お題で続き物。
◆争奪戦
①夜半の月(ルーク・レイア)

ピンポ~ン♪

こんな夜中に誰だよ…。
眠い目をこすりながら、ルークが玄関を開けると、月の光の中に目を真っ赤にした妹が立っていた。風呂上がりなのか髪は濡れ、足元は我が妹らしからぬ互い違いのサンダル。
「レ、レイア!どうしたの?!」
おそるおそる尋ねると、涙をボロボロ流しながら僕に抱きついてきた。

泣きじゃくるレイアをひとまず中に入れ、ソファに座らせた。
この勝気なお姫様を泣かすことが出来るのはただ一人。僕の親友であり彼女の恋人であるあの男だ。
ハン・ソロめ。今度は何をやったんだ。あいつ、僕の妹をこんなに泣かして…(怒)
ハッ!ダメだ。
怒りはダーク・サイドに繋がるって、ヨーダも言っていたじゃないか。

大きく深呼吸をして、レイアに優しく泣いている理由を尋ねた。
一瞬、ピタッと泣き止んだレイアは、言葉に詰まりながら…

「ハ、ハンったらね…ひどいの!わ、わたしの…」

うんうん

「私のヨーダダッツの限定もの、勝手に食べちゃったの―!!」

え?

今、何て言いました、レイアさん?

ケンカの理由がヨーダダッツ?

マイシスター。
今、何時だと思ってるんですか…。
こっちが泣きたいくらいだよ…。

僕はカーボン冷凍されたように、その場から動けなかった。

レイアの泣き声だけが、いつまでも響きわたっていた。

②A LITTLE HOPE(ハンレイ)

「ハンのバカー!!!!!」
その声に、ハンは思わず咥えていたスプーンを落としてしまった。
見ると、風呂上りのレイアがものすごい勢いで玄関から出て行くのが見えた。

オ、オレ・・・何かやっちまったか?
左手に持っていたカップを見て、顔から血の気が引くのが分かった。
こ、これは・・・。
ヨーダダッツ冬季限定ラムレーズン!!!

しまった!!
オレの脳裏に1時間前のやり取りが浮かんできた。
————————————————————
(1時間前)
「ハン、ねぇ、これも食べるでしょ~」
かごの中に次々とお菓子やジュースをほおりこんでいくレイアを見ながら、内心オレは酒の方がいいんだけどと苦笑い。
「ハニー、そんなに食べるとジャバみたいに太っちまうぞ」
帰宅を促すようにそんな言葉をかけると、彼女はアイスコーナーの前で立ち止まった。
「ねぇねぇ、ハン。お風呂上りにアイス食べま・・・あー!!!限定ラムレーズン!」

彼女の声につられて覗き込むと、そこにはオレがひそかに探していたヨーダダッツの冬季限定ラムレーズン。しかも残り1個。

「オレ、これに・・・」と手を伸ばそうとした瞬間、彼女の視線を感じた。
上目使いで、「私、これ食べたかったの」と言われりゃぁ、誰だって陥落。
あわてて伸ばしたての向きを代え「オレはいつだって抹茶派なんだよ」と強がって言ってみせたものの、プリンセスの手元にあるあの代物に目がいってしまう。
————————————————————
その後、ハンのアパートに到着し、「先にお風呂入らせてもらうわよ」と言うレイアの言葉を聞きながら、先ほどの戦利品を冷凍庫にしまったところまでは覚えている。オレはラムレーズンの甘い誘惑に耐えきれず、一口ならレイアも怒らないだろうと蓋を開けたが最後・・・甘い誘惑に完敗・・・。

くそぉ、あいつの好きなものに対する恨みって恐ろしいからな。この前も危うく三途の川が見えそうになったもんな。
しかも、今回は限定ものときた。
これはヤバイ。ヤバすぎる。
むしろもう1度カーボン冷凍された方がマシかもしれないぞ。

こうなったら、あいつらをおどす・・・いや、頼むしかないか・・・。
わずかな希望を持ちながら、オレは連絡を取るべく立ち上がった。

③Sweet Revenge(ルーク→ハンレイ)

泣き続けるレイアといまだ固まり続ける僕。
そんな状況を打ち破ったのが、「レイア!」という慌てふためく聞きなれた声。
玄関のドアを蹴破らんばかりの勢いで飛び込んできた男。
この現況を作ったというべき男。ハン・ソロだ。
手にはヨーダ印の入った大きな箱が2つ。

「レ、レイア・・・。」と恐る恐る話しかけた彼を、レイアは父親譲りのシスの暗黒卿も真っ青な鋭い眼光で一睨み。

「な、何しに来たのよ!ハン!」
そんなもんじゃ怯まないのはさすがというべきか、いや、怯むようじゃ彼女の恋人はつとまらないのかはさておき、ハンは手に持っていた箱を彼女の目の前に置くと
「すまなかったな、プリンセス。オレ・・・つい・・・。で、でも見てくれ!銀河中を駆け巡って(+ブラスターでおどして)君のために集めてきたんだ!」

モゴモゴと言い訳しているハンを一睨みしながら箱の中を覗いたレイアの表情が一変。さっきまでのダークフォースはどこへやら、満面の笑みを浮かべてハンに抱きついた。
そんなレイアを待ってましたとばかりに抱きしめ、あとは2人の甘い世界。
「あなたってやっぱり最高よね」「オレを誰だと思ってるんだい、ハニー」

あぁ、なんかピンクのハートが飛んでるんですけど・・・。
ちょっとちょっとお二人さん、僕の存在忘れてるでしょ・・・。
もう、この2人どうにかして・・・。

部屋の隅っこで動くに動けず固まり続けるルークに、ハンはいつものようにニヤッと笑いながらレイアと例の箱を1つ抱えて「邪魔したな」と帰っていった。

何だかんだ言って、ハンってすごいよな。
残された箱にデカデカと書かれた「ルーク、すまなかったな」という殴り書きのメッセージと箱の中の冬季限定どころではない、来年の夏まであるんじゃないかといわんばかりのラムレーズンのアイスを見て、ルークはため息をついた。

でも、実はレイアの方が一枚も二枚も上手だったのではないかということは、本人のみぞ知るところ・・・。

◆ハン・ソロの災難
①いつかどこかの未来で(アナキン・レイア)

「レイアね~パパのお嫁しゃんになるの~」
カワイイ娘(2歳)の言葉に、この家の主であるアナキンの顔はデレッと緩んだ。
「パパもレイアのことが大大大好きだよー」
そういいながら娘を軽々と抱き上げると、
「やくしょくね~」と言いながらカワイイ娘はほっぺたにキスまでしてくれた。

(20年後…)
任務のため数ヶ月過ごした辺境の星から帰ってみると、レイアが見知らぬ男を連れて来ていた。
「は、初めまして」と緊張しまくりな声で挨拶した男を一瞥。

こ、こいつ…俺よりかっこいい…。
しかも、パドメもルークもえらく親しげじゃないか…。
軽くショックを受けていると、
「お父様、こちらはハン。私、彼と結婚したから。」

な、何!?

レ、レイア!パパのお嫁さんになるって約束は?!

「ハァ?何言ってるの?そんな子供の時のこと」

しかも…今…「した」って言ったよね!もしかして僕だけ事後報告?!

「だってお父様、ずっと連絡とれないんだもの。あ、でもオビ・ワンのおじ様はハンのことすごく気に入ってくれてね、この前も二人で飲み明かしたそうよ♪」

って、僕だけスルーですかー?!

このやろ~ぉ!!!

レイアの横に立つ男にライトセーバーで斬りかかろうとした時…

—————————————————————

「…アナキン、アナキン!」
目を開けると、心配そうな顔をしたオビ・ワン(霊体)がいた。

「随分うなされてたけど、どうしたんだい?」
聞いてくださいよ!マスター…といいかけて、周りを見渡すと、ジェダイ(霊体)の皆様が勢ぞろい。あぁ、そうだ。今日は僕(ヴェイダー)がやった数々の仕打ちを(マスターと一緒に)謝りに回ってるんだった…。

言葉を飲み込んだ僕は、「ほら、アナキン!」というマスターの声にせかされて、深々と頭をさげた。

②デ・ジャ・ヴュ(ハン・アナキン)

最近、オレの周りでは不思議…いや不可解なことが起こっている。

閉めたはずのドアが開いていたり、シャワーが急に熱湯になったり。この前も、町を歩いてたらみんながクスクス笑うから何事かと思えば、背中に『バカ』と書かれた紙が貼ってあった。
朝起きたらチューイが全身みつあみになっていたのも驚いたが、帝国を倒したオレたちだ。恨みの一つや二つや三つや四つ買っててもおかしくない。心霊現象とか不思議な力とか、オレはそんなものは信じてない。(いや、ルークと出会ってからはフォースってやつは多少信じるようになったが。)きっと誰かのイタズラだろうと軽く考えてた。

が、昨日、レイアとちょいといい雰囲気になっていた時だ。突然窓とドアが全開になり、食器とか服とかあらゆる物が部屋の中を飛び始めた。いつものことだよ…とは言えない状況に、とりあえずレイアと二人部屋を飛び出した。

ポルターガイストだと泣くレイアを送り届けて帰ってきたオレは、ブラスター片手におそるおそる部屋を覗きこんだ。
部屋の中に黒っぽい服を着たやたらと目付きの悪い男が立っていた。とっさにブラスターを構えたが、なぜか手元から離れ、その男の方へ飛んでいく。
あれ?デジャブ?そんなことを考えていたら、

「俺のレイアに手出したら…もう一回カーボン冷凍して、今度は昆虫だらけの星に置き去りにするぞ…」
とドスの聞いた声で一言。

!!ヴ、ヴェイダー?!

ひぇ~!!!!!
ゴメンナサイゴメンナサイ!

ハン・ソロともあろう男が、その場で卒倒してしまった。

朝、叩き起こされたオレが見たのは、またもや全身みつあみにされたチューイだった。

③嘘をつく人(レイア)

最近、ハンの様子がおかしいの。
最近お互い忙しくてあまり話とかしてないからかと思ったんだけど、よく考えてみたら、あの日…例のポルターガイストの日よ。あの日以来、妙によそよそしいのよ。
今日もね、や~っと二人きりになれたから、キスをねだってみたの。
そしたら、キョロキョロと辺りを見回して、
「は、ハニー、だ、誰かに見られたら、ど、どうするんだ」ですって!
今まで人前で堂々とキスしたり抱きついてた人がよ!おかしいと思わない?
きっと、浮気よ、う・わ・き!

え?ハンは私一筋だからそんな心配はないですって?
そんなことないわ!その証拠にね、そのあと、私の後ろをじーっと見てたんだけど、急に真っ青な顔をして、「ゴメンナサイ!」って叫んで走って逃げたのよ!きっと浮気相手を見たのよ!

ちょっと!ルーク!聞いてるの!

④TARGET(ルーク・アナキン)

レイア曰く、ハンが浮気してるらしい。
…ハンにかぎって浮気なんてするわけないじゃないか。銀河中の誰が見たって、ハンはレイアのことしか見えてないのに…。

レイアが来た次の日、ハンがやけに青い顔をしてやって来た。
そういえば、最近誰かに悪戯をされて困ってるって言ってたけど…ハンは幽霊とかそんなもん信じてないっていつも言ってるけど、この前のポルターガイスト事件は相当ヤバかったらしい。…なんか、この前よりもやつれてない?
「な、なぁ、坊主…。べ、ベイ…いや、お、お前の親父さんって…」

は?なんで急に父さんの話?
…あれ?もしかして…。

とりあえず詳しく話を聞いた僕は、ハンを帰した後、「父さん」と呼びかけた。
カーテンの影から現れたのはアナキン・スカイウォーカー。

『ルークにバレた→レイアに知られる』
と思ったのか、一応反省している素振りは見せている。

僕が大きくため息をつくと、ビクッとしながら
「る、ルーク…。べ、別に僕は、い、嫌がらせしてたわけじゃないぞ!(僕にだけ知らせずに結婚なんかするから…。パドメもオビ=ワンも知ってたのに…)」

え?!
なんか最後の( )の部分、母さんとベンの名前が出てきてるんだけど…。しかも結婚って!?あの2人はまだ…。(まぁ、いずれはするだろうけど。)

「そ、その…ゆ、夢でね…僕のレイアがあの海賊野郎と…。レイアはパパのお嫁さんになるって約束してくれたのに…。る、ルーク…きっと僕は未来を見たんだよ!そんなの阻止しないと!そう思って僕はあいつに…」

…嫉妬のあまり娘の恋人に嫌がらせ…?。
父さん…数々の仕打ち(拷問、目の前で故郷爆発、目の前で恋人冷凍…)で、ただでさえ嫌われてるんだ…。あんまりハンを苛めると、ますますレイアに嫌われて逆効果…。

はぁ…とりあえずレイアには黙っとくから、もう二度としないように…次はレイアに言うよ?と軽く脅すと、父さんは半泣き状態で消えていった。

⑤STRIKE BACK(アナキン)

聞いてくださいよ、マスター!
あいつにしていたイタズラ(嫌がらせ)がルークにばれて…。
まぁ、イタズラって言っても、バカって背中に貼ったり、あいつの相棒を徹夜でみつあみにしたりと、カワイイ子供のイタズラ程度なんですけどねー。
でもさすがにあれはまずかったですよ…。だって、あいつが僕のカワイイレイアに(ピー)なことをしようとしたんですよ!え?同意の上?レイアも嬉しそうだった?そんなことないですよ!僕のレイアがそんなこと!

で、つい、カーっ!ときちゃって、気付いたらあの有り様…。え?フォースを無駄に使うな?Sorry、マスター。(棒読み)

で、これであいつがレイアに手を出さなくなったと思ったら、今度はレイアがあいつが浮気してるってルークの所に駆け込んで…。え?そのへんの話はルークから聞いた?…そうなんですか…やっぱりルークはマスターのことを…(「全部オビ=ワンのせいだ…」)
え?どさくさにまぎれて何言ってるんだですって?な、何も言ってませんよ!

で、ついにルークにばれちゃって…。今度あいつに嫌がらせしたら、レイアにチクるって言うんですよー!(泣)

え?ただでさえ嫌われてるのに、バレたら一生口を聞いてもらえないからレイアの婿どのに二度と嫌がらせするな?
…ま、マスターまでそんなこと言うんですか!しかも、婿どのってまだあいつはそんなんじゃあ…。

え?そうなるとレイアも幸せ?
まぁ、確かにそうなんですよね…あいつ、レイアのことなら命懸けで守ってくれるし、きっと幸せに…。
って、ぼ、僕は認めたわけじゃあ…。

え?お前が認めなくても関係ない?…まぁ、たしかにそうですけど…。

もう嫌がらせやめたんだろ、ということは、彼のこと、レイアのお相手として認めたってことだ…ですか。まぁ、確かにイタズラはさっきのでやめました。で、でもそれは、レイアにこれ以上嫌われてたくなくって…。
え?『さっき』のってどういうことかって?レイアに言うって!ちょ、ちょっと待って下さい、マスター!今までのお詫びをかねて、あいつのだ~い好きなものを枕元に置いただけですよ!えぇ、嫌がらせなんて全然してませんよ!アハハハ…。え?お前の言うことは信用ならんって?マスター、僕の事、信用してくださいよ!あ~、待って!マスター!

翌朝、隣で眠るハンの叫び声で叩き起こされたレイアが見たもの…それは…カゴいっぱいの虫たちだった。

<後書き>
ハンが昆虫嫌いネタはスピンオフ(ダーク・ネスト)から。

***
以下、色々。

クリスマス(皇帝)

明日は世に言うクリスマス・イブ。
反乱軍を根絶やしにするまでは、我が帝国に休息という文字は必要ないが、兵士たちとの訴えと反乱軍側からの提案もあり、この日ばかりは年に一度の休戦日となっている。
・・・反対しても逆に反乱など起こされては困るからな。

明日ばかりは銀河のことも何もかも忘れてゆっくりと過ごそうと心に決めたわしは、例年のようにクリスマスの計画を練り始めた。
まず、銀河一といわれるパティシエに特注ケーキ(もちろんデス・スター型)を作らせ、コルサントのホールを貸切りわしだけのコンサート、そうそう、ディナーはやはり名シェフによる皇帝スペシャル・・・うん、やはり一人クリスマスも悪くないものじゃ・・・。

ここまでは例年通り。
が、今年は一つ違った。
我が弟子ベイダー卿から『マスター、スコー、クリスマスパーティーですよ!マスターも、スコー、どうせ、スコー、一人ぼっちの、スコー、クリスマスでしょ?!一人もの同士、スコー、もりあがりましょう!』と、パーティーに誘われてしまったのだ。

・・・まさかハロウィーンの仮装みたいな格好の二人が・・・いや、むさいオヤジ二人で過ごしたくないとも言えず、勝手に独り者と決めつけるでないと一応丁重に断ってみた。
すると、『マ、マスター!!!!I hate you!!!!』と叫びながら走り去ってしまった。

・・・やれやれ、いつまでたっても我が弟子にも困ったものだ。
彼の元マスターであるあのジェダイ、オビ=ワン・ケノービはこういうときどう切り返していたのだろう…。

そんなことを考えながら、我がデス・スターの様子を見に行くと…

!!!!!!

何じゃ!あのミラーボールのように光輝く我が帝国最終兵器は!!
しかもご丁寧に『Merry X’mas!』と装飾してあるではないか!

一体誰の仕業だ!

極秘に進めているはずの第2デス・スター建設。あれでは、反乱軍に思いっきりバレバレなうえに、はい攻撃してくださいと言っているようなものではないか!

責任者を呼び出すと、顔面蒼白の司令官が慌てふためいてやってきた。
『・・・ヴェイダー卿が・・・。いえ、私達は反対したのですが・・・。猛反発した者が突然その場で倒れてしまったので・・・。
へ・陛下!私がチクったってことは、くれぐれもご内密に!バレたら大変なことに・・・。』

・・・。

わしは弟子の導き方を間違っていた・・・いや、そもそもスカイウォーカーくんを弟子にしたこと自体間違っていたのだろうか・・・。
あぁ・・・神様・・・。
わしはいつか我が弟子に殺される気がします・・・。

それぞれの年越し方

あなたは今年、どうやって年越しますか?

<オビ=ワン(パダワン時代)の場合>

やっぱり新年を気持ちよく迎えたいですからね。大晦日は、大掃除ですよ。
私は普段からきれいにしてるからいいんですが、問題はマスターの部屋。
1年の間に一体どこから拾ってきたんだというくらい、いろいろ出てくること・・・。
しかもマスターは、「さぁ、オビ=ワン!早くしないと夜になってしまうぞ!」と励ますだけ励まして、5分もしないうちにどこかへ逃亡してしまった。
そんなこんなで、毎年、気がついたらとっくに年が明けていて、かくし芸が始まっていたっけ・・・。

・・・今年こそ、ゆっくりコタツに入って紅白を見るのが目標です。

<アナキン・スカイウォーカーの場合>

今年の大晦日はちょっとした計画がある。
それは・・・
二人でキスをしながらカウント・ダウン!
初めて出合った時からパドメとずっとやりたかったことだ。
今まではそんなことできるなんて夢にも思わなかったけど・・・僕たち結婚したんだし、いいよね?!
パドメのとろけるような笑顔を思い出しながら、僕の壮大な計画を打ち上げるべく彼女の元へ走っていくと、彼女は誰かと電話中。
きっと大事な電話に決まってるさとおとなしく電話が終わるのを待つこと30分・・・。
きっとうまく話がまとまったんだろう、嬉しそうに電話を切った彼女に「パ、パドメ!今年の大晦日なんだけど・・・。」と話しかけると、
「アニー!今年の大晦日ね、ジャ○ーズのカウントダウン・ライブが当たったの!アニーはきっとジャ○ーズなんて興味ないと思ってオビ=ワンを誘ってみたら、彼、『それは楽しそうですね。一度行ってみたかったんですよ』ですって!そういうわけだから、今年はライブに行ってくるから。あぁ!ウチワよ、ウチワ!誰のを買おうかしら・・・。」

Noooo——-!!!!

僕の壮大な計画はー!?
しかもなぜマスターと?!
全部オビ=ワンのせいだ!

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