11/26が「いい風呂の日」と言うことで…。ググったら「この画像でpepperonyのバスタイム妄想しろ」という海外お題を発見したので書きました。

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ある日秋の日。出張でとある小さな街にやって来たのは、あの有名な二人。トニー・スタークとペッパー・ポッツ。超有名人の来訪に、町中大歓迎。二人にしては似つかわない古ぼけたレストランで食事をした後、宿泊先のホテルにやって来たのだが…。そもそも滅多に訪れる者もいない街なのだ。ホテルと言ってもこれまた古ぼけたモーテルだけ。『極上のスイートではないからお気に召さないかもしれない…』という周囲の心配をよそに、二人はいちゃつきながら…いや寄り添い部屋へと消えていった。
早速バスルームへ向かった二人だが、ドアを開けた瞬間、トニーはあんぐりと口を開けた。そこは簡素なバスルーム。下手をすれば水しか出ないのでと思うようなシャワーと、大人は足を伸ばせないような小さなバスタブが一つ。
一緒に風呂に入り、その後は…と青写真を描いていたトニーにとっては非常事態だ。
「おい、なぜこんなに小さいんだ?」
腰に巻いたタオルを握りしめたトニーは唸り声を上げたが、ペッパーは苦笑い。
「仕方ないでしょ?一緒に入ろうとするからよ。一人ずつ入ればいいわ」
やんわりと言ってみたものの、トニーは眉を顰めた。
「そういう訳にはいかない。一緒に入ると言っただろ?」
それは状況によるのでは…と思ったペッパーだが、トニーは一度言い出したら聞かないのだから、それこそ仕方ない。ため息を付いたペッパーはバスタオルを床に落とすと髪の毛をくるりと上に上げた。
「じゃあ、私が先にシャワーを浴びるわ。それからあなたが…」
「嫌だ」
同じく腰のタオルを乱暴に落としたトニーは、足を踏み鳴らした。
「どうするの?トニー、いい加減にして!子供じゃないでしょ?」
まるで駄々っ子のような態度に、ペッパーは思わず声を張り上げた。狭いバスルームに響き渡るペッパーの金切り声。あまりゴネると後が面倒だ、それこそお預けを喰らいそうだと、目をくるりと回したトニーは、髭を撫でるとペッパーの手を取った。
「分かった。こうしよう」
そう言うと、トニーはバスタブに向かった。そして自分は足を伸ばし座り込むと、何も言わずペッパーの手を引っ張った。
「きゃ!」
倒れそうになり声を上げたペッパーだが、そうなることを計算していたトニーはペッパーの身体を受け止めた。つまり、ペッパーはトニーの身体の上に横たわる形となるわけで…。
「…これじゃあ落ち着かないでしょ?」
トニーはお湯に入っているが自分は足の一部しか入っていない。これでは風呂に入っていることに全くならないではないか。それにこの体勢。トニーの脚の間に身体を入れているので、彼の一部が先ほどからペッパーの腹部に当たっているのだ。
顔を赤らめたペッパーに、トニーはにやりと笑うと、わざとらしく腰を動かした。
「いいじゃないか」
身体を抱きしめたトニーはご満悦だ。
「でも…」
と、ペッパーは文句を言おうとしたのだが…。
「うるさいぞ、ペッパー」
ペッパーの頬に手を添えたトニーは、有無を言わせず唇を奪った。
背中を這い回る手に身をよじったペッパーだが、トニーの手の動きは止まることがない。
身体をもぞもぞと動かしたペッパーだが、それは逆にトニーを刺激することになり、次第に硬く熱を持ち始めたことに気付いたペッパーは、さらに刺激するように腹部を押し付けた。
やがて銀色の糸を引きながら唇を離すと、トニーは小さく息を吐いた。
「ミス・ポッツ。君は悪いオンナだ。ボスである私を誘惑してるのか?」
わざとらしく眉を顰めたトニーにしなを作りながらにじり寄ったペッパーは、悪戯めいた笑みを浮かべた。
「えぇ、そうね。ミスター・スターク…あなたの言う通りよ…と言ったらどうする?」
トニーの髭をそっと撫でると、彼はバスタブに浮かぶ泡を掬い、ペッパーの背中に擦り付けた。もどかしい感触に思わず吐息を零したペッパーだが、その反応を楽しむようにトニーは額にキスを一つ。
「そうだな。答えは知ってるだろ?」
「えぇ」
笑いあった二人はお互いの頬に触れると顔を近づけた。