チーム・アイアンマンな私なので、チーム・キャップを相当disってますのでご注意を…。
初見時 4/29 IMAX3D字幕版
「キャプテン・アメリカ」とタイトル打っているので、キャップ映画ということは覚悟してました。そうでなくても最近特にマーベル映画はトニーをdisり気味なので。
ですが、今回はちょっと違うんじゃないの?と。
とにかく、今回のCWは、『常に正しいのはキャプテン、非難され否定されるのはアイアンマン』という構図が冒頭から出まくっていますから…。
もう、とにかくトニーの扱いが酷い。酷すぎる。
AoUの一件など今までのこともあり、社会貢献しようとしているトニーを最初から一人に全部責任押し付けるような展開。彼は社会的に知名度も地位も一番ある人間なので、そうなることはトニー自身も覚悟しているだろうけど、まぁ最後まで何かにつけて非難され責任を押し付けられること…。
キャップはたった一人の昔からの親友であるバッキーを守ることが自分の使命であり、そうしなければいけないという感情に押されすぎ。所謂自己チューってやつですか?
飛行場のシーンの後で、ナターシャがトニーにエゴがどうこうほざいてましたが、キャップの方がよっぽどエゴ押し付けまくってると思う。
(このナターシャの発言、ちょっと腹が立ちましたね。彼女はチーム存続のために協定に署名したけど、結局あなたも自分のエゴのために動いてたんでしょ?と言いたい。)
キャップの正義ってそんなものだったの?あなたの自己中心的な感情を振り回し、それを突き通すためなら、他の物は犠牲にしても関係ないってことなの?それなら『キャプテン・アメリカ』という盾を使ってはいけなかったと思う。WSで最後素顔でバッキーと戦った時のように、スティーブ・ロジャースとして戦うべきだった。
その一方、トニーは仲間を守るために最善を尽くそうとしている。バッキーも射殺じゃなくてちゃんと捕まえようとしているし。でも、板挟みになって妥協を持ちかけても、キャップは聞く耳を持たない。だから傷つけずに捕まえれるようにスパイダーマンを勧誘した。(ところで、ホランドくんのスパイダーマン、トニーとの掛け合いが最高でしたね。これは映画が楽しみ)
それがうまく立ち回っているようにキャップサイドから見えたのなら、本当に悲しい。結局トニーのこと、いつものように非難して押し付けて終わりというのが悲しい。
結局2人とも自分の正義で動いてるけど、トニーは市民のことを思っての行動、キャップはバッキーのことだけを思っての行動なんですよね。だからキャップは偽善的な正義振りかざしてるようにしか見えない。結果、キャップの正義のためにどれだけ犠牲が出たんですか。
ワンダは傷つくし、ローディは重症になるし。
そうそう、ワンダって結局『子供』なんですよ。世間知らずの子供。強大なパワーを授かったけど、コントロールしきれていない子供。
だからこそ、トニーは彼女を守ろうとした。軟禁状態と言っても、ヴィジョンをお目付け役にしていう待遇で世間の非難の目から彼女を守ろうとした。ワンダが自分のことを今も嫌いだと知っていながら、守ろうとした。でもその気持ちはもちろんワンダには伝わっていないし、軟禁だと分かった時にふてくされる。あんた、自分の立場分かってるの?と言いたい。
で、それを利用したクリントも卑怯だと思う。彼女の気持ちを煽って外に連れ出す。そして危惧されたように、結局彼女は最悪の状態になってしまう。
そういう意味ではサムはまだ正直だと思う。「一人で行けよ」とトニーにキャップの居場所を教える。おそらくローディの件で多少なりとも責任を感じているのもあるだろうけど、おそらくあのメンバーの中では今何をすべきか一番状況が分かってたのがサムだと思う。
それに引き換えクリントは…。あのシーンのトニーへの言葉、正直腹が立ちました。
スコットはほとんど関わりないので割愛…。
結局キャップって、アベでトニーにも言ったようにやっぱり「兵士」なんですよね。多少の犠牲は…というのが彼の根底にある気がする。闘い方も何か初期キャップより野蛮な感じになってる気がする。だから自分の信念いい意味でも悪い意味でも曲げない。
ペギーの『どうしても譲れないことは譲らず突き進め』という言葉、あれをそのまま受け止めたのはキャップの純粋さ故なのかもしれないけど、結局キャップは誰のことも信用できてないんだと思う。今回も少しだけでもトニーを信用していれば、こんな事態にはならなかったのだから…。で、そのバカ正直さ故に、自分の信念貫くためには、他人の気持ちが見えなくなるのかなぁと。
トニーは償おうと社会奉仕しても叩かれる、キャップを傷つけず捕まえようとしても叩かれる、何しても責任押し付けられて、ホント辛かった…。
結局トニーはサムの言葉通り、キャップとバッキーの元へ一人で向かう。
でも、どうしてあのシーンで謝ったのはトニーだけなの?
バッキーのこと勘違いしててゴメンという謝罪だろうけど、あの状況でバッキー無実とは普通考えれない。
で、何でキャップは謝らないの???ホント、意味分かんないし!
そしてあのシーンですよ。
トニーが両親の死の真相を知るシーン。あれは冒頭の両親との最後の会話と見事にリンクしてて、余計に辛かった。
「お前は私の母を殺したんだ」
トニーにとって母親であるマリアさんは何人にも代えられない存在だったはず。父親であるハワードと疎遠だった分、マリアさんは一人息子のトニーにきっとありったけの愛情を注いでいたから…。
でも、IM2のあのメッセージで、トニーはハワードの愛も多少なりとも理解できてると思う。それ故に、あの殺され方は許せなかった。しかもマリアさん、絞殺されてるんですよね。
そんなの見せられた日には、そりゃ怒り狂いますよ。
そこまでの色々な感情が全部爆発してしまったトニーは、本当に正直だと思う。
でもキャップはそれを受け止めようとしない。あくまで「バッキーは洗脳されていたから」とほざきまくる。挙句の果てに「過去の話だから」とかぬかしやがる。
トニーとしてはバッキーが両親殺したこともだけど、それを知ってて隠していたキャップに、そしてその態度に猛烈に腹が立ったんだと思う。
ハワードはトニーにキャップの話をして、常に比べていたんだと思うし、それをトニーも負い目に感じて育っていた。
キャップはトニーの多少なりとも憧れであり、父親との関係に横たわる越えられない壁でもあったわけで。
そのキャップが「母親を殺した」バッキーのために自分の正義を振りかざしている。キャップだってハワードと交流があったわけだから、ハワードを殺したのがバッキーと知って、何も思わないのかと。キャップを友人だと思っていたハワードの気持ちも踏みにじられた気がしたんじゃないかと。
ちなみに、エージェント・カーターS1の最終話で、ハワードがキャップを見つけれないのを凄く悔やんでいるのが分かるシーンがあるけど、ハワードが思っていたよりも、キャップはハワードのことを友達だと思っていないということが露呈したシーンだったので、もう本当に辛くて…。そのハワードの気持ちをペギー・カーターも分かっていたのに、結局キャップにとっては「バッキー」が一番なんだと思うと、あんたはみんなの何を見てたんだと本当に残念で仕方ない。
勝てない相手なのに、トニーはがむしゃらに立ち向かうんですよ。
怒りを全てキャップにぶつける。非難されても仲間に罵られてもひたすら耐えていたトニーが、自分の感情のままに戦ってるんですよね。
でもやっぱり敵わない。
マスクを剥ぎ取られ、素顔になったトニーに対し、あくまでも『キャプテン・アメリカ』のマスクを付けて止めを刺すキャップ。
以前なら致命傷になったであろうリアクターを壊すのも、ハワードが考案しトニーが完成させたリアクターをハワードが作った盾で壊すのも、ここまでくると、キャップが酷いやつにしか見えない。
「父が作ったものだ。君に持つ資格はない」と言い放ったトニーは、それでもキャップがバッキーを連れて姿を消すのを、どんな気持ちで見送ったのだろう…と思うと、本当に胸が張り裂けそう。
で、あの手紙。
手紙ですまなかったとか許してくれるだろうかとほざいても、卑怯としか言いようがない。
結局トニーは尻ぬぐいをさせられる役割。責任を全てトニーに押し付けて、キャップはバッキーと逃避行。
しかも「君には家族が必要だ」とか、「話さなかったのは君を守るため」とか「用があったら連絡してね」と言ってくる始末。
ローディーは下半身不随。ヴィジョンはあの通り。ナターシャは結局信用できない…。
アベンジャーズを崩壊させたのは、そもそもあんたの「僕のバッキーのためなら、黒でも白と言い張るよ!!」という間違った正義のせいなのに、それを面と向かって釈明もせず、よくそんなことスタン・リーを配達人にして『トニー・スカンク様』宛にぬけぬけと送ってきましたね!
あの手紙、破り捨ててもおかしくなかったと思う。スティーブがしたこと、本当に許せないから。
でもトニーは許したんだよね。
きっとそれはやっぱりキャップに対して幼少時からの憧れとか尊敬の念が心のどこかにあるからなんでしょうねぇ…。
そうそう。他のチーム・キャップのみなさん。きっとあなたたちは、脱獄させてくれてキャップありがとう!!と、ますます尊敬していくんでしょうね。追いかけてこないのはトニーの配慮があっったってことも知らずに。おめでたすぎて笑いしか起こらないわ。そのままもうどっかに行っててもらっていいですよ!!
そもそも、あいつら、最初から盲目すぎたんじゃないのかな?キャップに心酔しすぎてて、現状が全然分かってなかった!!!
それもこれも、今回のスティーブは『キャプテン・アメリカ』というヒーロー像を掲げすぎたから。ヒーローの象徴であることの自覚が全然なってなかったから。ブルックリンでバッキーと遊んでた頃のスティーブという感情を表に出しすぎたから。
で、結局、最後まで自己チュー野郎なキャップよりも、バッキーの方が大人だったんですよ。
バッキーは自分がやってきたことを理解してるからこそ、最後に冬眠という選択をする。
それに引き換えキャップは…(エンドレス)
…と、キャップに対して怒りというか…情けない!あんた、そんな男じゃなかったはず!
キャプテン・アメリカはヒーローだったはず。それなのに、今回のキャップは、ブルックリンの街角のスティーブ・ロジャースだった。
で、最初に戻るけど、いい意味でも悪い意味でも「キャプテン・アメリカ」の映画だった。「シビル・ウォー」と名打ったからには、もう少しアイアンマン寄りな描写…つまり、キャップの行動が責められるとか…あっても良かったと思う。
せめて最後にトニーが救われるシーンが30秒でもあってよかったと思う。それが私的にはペッパーの存在であってほしかった。
おそらく「距離を置いてる」ことになったのは、トニーを精神的にも追い込むためだろうけど、結局トニーはずっとペッパーのことを考えているということがよく分かったし、それなら最後にアベのようなフェードアウトでもいいから、2人のシーンが見たかった。
大人の事情なのだろうけど、会見のインタビューなど繋ぎ合わせると撮影してたっぽいですし。最後のトニーとローディのシーン、あそこはもう少し長くてそこにペッパーが…という展開もあったというのですから…削除シーンかコメンタリーに期待していいですか…(涙)
【結論】
見終わった後に賛否両論出るよと監督言ってましたけど、賛否両論というよりも…。
キャップはバッキーと逃亡、トニーが全部尻拭いして…って、何か偏りすぎですよね…。ペッパーとのことで事前に相当イラついてたんですけど、今はキャップの振りかざしまくった自己中心的な正義に苛立ってます。
【追記】
4/30 4DX吹替&2D字幕版
2回目でちょっと落ち着いて見れたので…。
初見時と途中は少し印象変わりました。が、最後はやはり変わらなかった。
結論から言うと、今回のCWで私は何が一番辛くて悲しかったかというと、スティーブが結局トニーのことを心から1回も信じなかったこと。
トニーは皆を守りたい…ただそれだけなんですよね。
変な話、彼は金も時間も全てをつぎ込んできた。大切な人を犠牲にしてまで、彼はチームのために自分を捧げてきた。それはペッパーを守りたいという気持ちがもちろん一番なんだけど、仲間となったアベンジャーズのメンバーも守りたかった。でもトニーはあの通りの人間だから、そういうことは絶対に口に出しては言わない。おそらく、うまく色んなところを渡り歩いて、自分の地位を上げていく金持ちというイメージが一部のメンバーの中にはあったんじゃないかと。それがあのクリントのセリフに表れてるんですよね。もちろんクリントのことだから、どこまでが本心なのか分からない。でもナターシャと同じく彼もエージェント。だから、世の中には二面性を使い分けないとうまくいかないこともあるという事実が、私は分かっていたと思っていた。だからこそ、「フューチャリストのお出ましだ…」以降の罵倒って、正直ショックだったんですよね。
ホークアイは間違いなくキャップ派ですよ。彼はウルトロンの事件、そしてピエトロの件もあり、おそらくトニーに対しいい感情を持てなくなってる。ワンダに恩義を感じているのもあるけど。
彼は家族を守るために引退という道を選んでいたのに、結局担ぎ出されてしまった。だからトニーは「どうしてクリントを引っ張り出した!」とキャップに対して怒るんですよね。クリントに対しても「妻と子供のことを考えなかったのか?」と問う。トニーはどういう事態になるか予測できた。(だからクリントに「預言者様の…」と言われるんだけど…。)逮捕されて、クリントがずっと秘密裏に守ってきた家族が、下手をすればマスコミに叩かれるという事態も考えていたと思う。トニーはあのメンバーの中で、一番マスコミの恐ろしさを知っているから。でもそこまでトニーは言わない。だから彼の真意は伝わらないんですよね。
しかもクリントは妻子がいたのがバレたのはAoUの時であって、それまでも妻子を置いて危険な任務に赴いているから、きっと彼の中ではそういう思いはないのだと。でもトニーは違う。彼は『戦士』ではないんですよ。だからきっと家族がいれば家族のことを最優先事項に考える。だから「妻と子供のために引退した」クリントを担ぎ出したと怒るんですよね。
ワンダのこともそう。ワンダって、初見時の感想にも書いたけど、『子供』なんですよ。力をコントロールしきれてないのに、その力を過信している部分のある子供。
だからこそ、トニーは彼女が世間から守ろうとしていた。世間の厳しさはトニーが一番身をもって分かってるから。キャップなんて「子供なんだ!」と言ってるのに、結局それがどういうことか分かってなかったんですよね。キャップはずっとヒーローとして崇められてるから、世間の本当の怖さが結局分かってないんじゃないかな?だから所詮キャップの言っていることって、理想論であり綺麗事なんですよ。確かに自由にさせるというのも手かもしれない。でもあの状況だと、テレビでも名指し批判されていたのに、そうなるか本当に分からない。ヴィジョンが「本当のあなたを世間には知ってもらいたい」と言ってたけど、きっとトニーもその思いが強かったんじゃないかな?トニーが刑務所のモニターで誰を一番に確認したかというと、ワンダだったから。
でも、その子供の部分を利用され、ワンダは最悪の状態になってしまった。
クリントの「駄々を捏ねるな。償いたいなら行動しろ」という言葉、ソコヴィアのような状況だったら奮起させるにはもってこいの言葉だけど、あの状況だったら大人の都合だけの最悪の言葉。軟禁状態でグズグズ思ってるワンダなら、絶対に飛びつくだろうという確信があったからこそ出た言葉。結局ワンダは誰よりも彼女のことを守ろうとしたヴィジョンを、地の底に叩きつけてしまった。
(ちなみに、ラングはあれですよ。ピムから「スタークは信用するな!」と耳にタコができるくらい聞かされてますから、チームキャップでしょ。)
もちろんトニーにも問題があったかもしれない。トニーの心情などをキャップ程描き切れていないあの映画では、確かにキャップ派の言い分も分かります。でも、キャップがメンバー集めたのは世界を救うためで、空港で話を聞かなかったのはトニーだから、キャップは悪くないというキャップ派の言い分、ちょっと待ってと言いたい。
あの時点ではバッキーがやっていないという証拠もなく、それまで散々逃亡しておいて、「はいそうですか」と信じろというのは、ちょっと無理があると思う。ナターシャですら「事態が悪化しただけ」と言ってますし。
そもそも、「トニーに連絡しよう」と言ったキャップをサムが止めたシーン、あそこでトニーのことを少しでも信頼していたのなら、キャップが「いや、信じてくれないかもしれないけど、やっぱり連絡すべきだ。話せばトニーも分かってくれるさ」とサムを説得すべきだったんですよ。サムよりキャップの方がそれなりに付き合いは長いから。でも、キャップはそれをしなかった。だから、どこかのタイミングで、少しでも信じてたらこうはならなかったはずなんですよね。(まぁ、ストーリー上、仕方ないんですけど…)
つまり、トニーは歩み寄ろうと何度もした。でもキャップは歩み寄るふりをして結局手を振りきった。彼が唯一信じるバッキーのため。
キャップがバッキー大切なのは皆知ってる。だからトニーも救おうとした。状況に応じた最善の策をその都度伝えて来た。でも、キャップは自分だけが救えると過信していた。
トニーがスパイダーマンに教えた「自分が正しいと思うことが危険だ」という言葉、キャップは自分のことだと思わなかったんですかね?
ナターシャがトニーを傲慢だと非難したけど、結局キャップも傲慢だったんですよ。
でも、キャップに関しては誰もそのことを非難しない。唯一バッキーだけが「友達を犠牲にして自分を救っていいのか」と尋ねた。でもキャップは「君のしたことは君の意思ではなかった」と言う。 それでもバッキーは「分かってる。でも俺がやった」と、きちんと自分のやってきたことに向かい合っているんですよね。
結局非難されるはトニー・スターク。許されるのはキャプテン・アメリカ。この構図がくっきり浮き彫りにされすぎてた気がする。
でも結局はトニーが折れて、間違っていたと合流する。で、そこでキャップもトニーを受け入れる。
だから、CWの論点って、もう協定がどうこうとか、どっちのチームとか、そこではないんですよ。
それが浮き彫りになったのが、トニーが両親の真相を知るシーン。
あのシーン、RDJの演技が流石なんですけど、とてもうまくて、引き込まれる名場面なんですが、あの戦いにおける過程で、トニーとキャップの決定的な違いが浮き彫りになったと思う。
今まで信じていたことやキャップのことが嘘だった。トニーは初めて復讐という気持ちが抑えられなくなる。
キャップ「ヒドラに操られてた」
トニー「どけ」
キャップ「彼じゃない」
とキャップはバッキーを守ろうとする。キャップは結局、ウィンターソルジャーのバッキーを認めたくないんですよね。自分の知ってるバッキーだけを受け入れたい。だから何かにつけて「操られていたから仕方ないよ」という発言をする。でもバッキーは洗脳されていた自分をちゃんと受け入れている。だからトニーに「私の両親のことも?」と聞かれて、「みんな覚えてる」と告げた。
結局キャップはトニーがバッキーに殺意を持っていると思ったのかな?「彼はもう止められない」からとバッキーを逃がそうとしていたから。
「過去は関係ない」とあくまでも擁護するキャップに「奴は母を殺した!」(←吹替だと「母の復讐だ!」となってた記憶が…)とトニーが殴りかかってきたから。
でも、トニーには殺意はなかったはず。直接狙ったらいいのに、わざと天井を狙ったりしてたから。
キャップも最初はトニーを止めようとしてたんだと思うけど、バッキーの腕を壊された後は、トニーを止めるのではなく、復讐心の方が勝っている気がした。
結局、トニーは両親の死がバッキーによるものだと分かっても、バッキーに対して殺意は持っていない。
ただキャップとバッキーに降伏して欲しかっただけ。最後までトニーはキャップに「降伏しろ」と薦めるから。
でもキャップは親友の復讐に燃えてしまった。そして最後に差し出された手すら振り切ってしまった。
ここが2人の決定的な違いだと思う。
トニーはやっぱり大人なんですよ。バッキーも大人。自分のやってきたことを全て受け入れ、それを踏まえて行動しようとする。でもキャップは過去を受け入れたくない、自分の信じているものだけが正しいと思いたい…。悲しいことに純粋であるが故に、それが彼の足かせとなり盲目になってしまっているんですよね。
結果、キャップはバッキーを守るためトニーを叩きのめしてしまう。「降伏しろ」という言葉だけど、終わりにしようと告げたトニーに「まだやれる」とはねつける。それは、ブルックリンの路地裏で倒れても立ち向かっていたスティーブ・ロジャースを彷彿させる。それならあのシーンは、キャプテン・アメリカというマスクを脱ぎ戦うべきだった。
やっぱり今回のキャップは、ヒーローのキャプテン・アメリカではなくて、ブルックリンの街角でバッキーとつるんでいた頃のスティーブ・ロジャース。
それなのに最後まで…トニーに止めをさす時もキャップのまま。
あのシーン、原作でもあるシーンだけど、キャップはハワードが作った盾で、彼の息子であるトニーが動けないようリアクターを壊して止めを刺すんですよ。これって、アイアンマン1公開時から見続けている私には、何か言葉ではいい表せないけど、ものすごいショッキングなことでした。おそらくこのシーンって、アイアンマン1からずっと見続けている人と、アベンジャーズやCA:WSから入った人とでは、心象が違うんじゃないかと。
盾って、キャップの象徴であると同時に、ヒーローの、そして正義の象徴なんですよ。それと同時に、トニーにとっては父親の形見。
ウンザリするほど話を聞かされ、いつも比べられ憎らしくもあったキャップが、その父親の形見で、自分に止めを刺した。
「もう一度やり直すならこうしたかった」と、BARFのシーンでトニーはハワードに「愛してる。2人が両親でよかった」と伝えるけど、ずっとハワードに愛されてないと思っていたトニーが、今では父親のこともちゃんと受け入れてる。
だからこそ、トニーは「盾を置いていけ。君に持つ資格はない。父が作った盾だ」とキャップに言うんですよね。
私としては、もしキャップが少しでもハワードとのことを思い出してくれてたら、そしてトニーを少しでも信じていたら、トニーの気が済むまでバッキー殴らせて、あとはただ抱きしめる…という選択肢もあったのではないかと思うんですよ。でも、ただ殴り合うだけ。そして最後はバッキーを連れて消えてしまう。
後の手紙でキャップはトニーに「(ハワードの死の真相を)話さなかったのはトニーを守るためだけど、本当は自分を守りたかったから」と、ようやく認めたけど、あの手紙も正直…なところがある。「アベンジャーズは君の家族だ」と言ってるけど、ローディとヴィジョン以外は、あの状況だとトニーのこと絶対に信頼しない。チームの崩壊こそが、ジモの目的だったけど、正直チームとして今後全うに機能していくのかは不明。
そして「自分は信じてくれた人間に裏切られたことはない」と書いてるんですよ。
少し戻りますが、キャップにマスクを剥ぎ取られ、止めを刺されようとしたトニーの顔、恐怖が滲み出てた。多分、本気で殺されると思ったんだと。その顔を見て、キャップは一瞬の間の後、リアクターを破壊する。あのままキャップが我を忘れてたら、最悪の事態になっていたと思うと、本当にゾッとする。
彼はアイアンマン1でオバディアに裏切られたりと、今まで信頼していた仲間に何度も裏切られてきた。そして今回、友達だと、仲間だと思っていたキャップたちにある意味裏切られた。そのトニーに向かって、「自分は~」とは一体どの口が言うんだ!!と、今日2回見ても「はぁ?!」って正直なった。
でもそれって、やっぱりキャップの過信だと思う。
キャップはバッキーの件では自分を過信しすぎて今回のようなことになったのに、結局分かってないのかなぁ…と。
「自分が信じた道を進むこと」っていいことだと思うんですよ。でも、ただ突き進むだけではだめ。時には妥協も必要…とペギーも言ってたでしょ?!と言いたい。大声で言いたい。あなたはそれができなかったからこそ、全てがめちゃくちゃになってしまったんだよと。
ちなみに、ローディの「後悔してない」という言葉に、トニーはすごく救われたと思う。
結局ローディだけなんですよね。今回のメンバーで本当にトニーについて行こうって思ってたのって。
パンフのインタビューでRDJが言っているように『ローディとペッパーがいなかったら、トニーは完全にダメになっていただろう』って。
だからこそ、やっぱりペッパーに登場して欲しかった。(←これは私がトニペパ好きなのもあるかもしれないけど)
ペッパーって、トニーの気持ちを全部ちゃんと受け止めていると思うんですよ。全て破壊したアーマーを再び作っているのも、結局は自分を失いたくないという思いからということ含めて、ちゃんと分かっているはず。IM1~IM3で描かれてきたことって、そういうことだと思うし。
あともう一つ。ペッパーって仕事に対してはプロ意識高いから、トニーと距離置いてても、仕事は仕事ってちゃんとやりそうなんですよね。だからMITの時もちゃんと出席しそうなのにしなかった。おそらくあの講演の前日くらいに…という感じなので、余程大喧嘩したか、それか別居は見せかけで身を隠す必要があったか…。
と考えたくなるのは、トニペパ脳だからなんでしょうけどね。
とにかく、トニーにはペッパーが必要ですよ。
でも、何だかんだ言っても、トニーもキャップも2人とも正しいことをしたんですよ。自分の信念に基づいて行動した結果がこれ。
最後のキャップの手紙にあったように「道は違えど、信じた道を進もう」ということなんですよ。そしてその道が交わる時、2人はまた共に戦う時が来るんでしょうね。(って、それがインフィニティ・ウォーですけど)
ただ、トニーにとって少しだけ予想外だったのが、ロスの動きだったのかと。協定もあそこまでロスが牛耳るとは思ってなかったところがあったんでしょうね。もう少し自分たちは自由にできて、後で修正案を出しても通ると。ロスが猫被ってて本性現し、仲間をダフトに投獄した時、トニーはようやく彼の本性に気付いたのかと。だからこそキャップに「間違ってた」と非を認めるんですよ。今後も協定の範囲内で動くことになるでしょうから、トニーは大変そう。彼の場合、抜け道を作って動けそうですけどね。
それもきっとトニーは、今までもアベンジャーズの活動の後始末をしてきてるから。キャップって、人々を救助したら終わりなんですよ。その後の後始末…人々の救済だったり街の再建だったり、事務的なことやマスコミへの対応は全部トニーとペッパーがやっている。その苦悩が分かっているからこそ、トニーは色々なことを考え行動してるけど、結局そういうこと全部含めて分かっているのって、今回のメンバーの中だとローディだけなんですよね。あとはヴィジョンも分かっているかと…。
どちらの方に気持ちを入れ込むかによって、最後の受け止め方が変わって来るってことなんですよね。
まぁ、私はずーっとトニーサイドだし、やっぱりCW何回見てもキャップに肩入れはできないですけど。
「キャプテン・アメリカFA&WS」はキャプテン・アメリカの映画、「キャプテン・アメリカCW」はスティーブ・ロジャースの映画だったという一言に尽きますが…。
・ロスが協定の話をするシーンで時々見えるトニーの左手薬指の指輪。アップのシーンでは消えて、引きのシーンで登場。指輪の太さから見て、おそらくRDJが結婚指輪外し忘れてたものと。
・トニーは留学から帰ってきたばかり。ブラウンからって聞こえた気がするけど。
・トニーはMIT ALUMNI HONORS 卒業生栄誉
・ワンダはヴィジョンをVISと呼んでた?
・ヴィジョンはやっぱりMr.スターク呼び
・トニーとかキャップのスマホはVIVO
・ペッパーについてキャップが尋ねるシーン。字幕「おめでた?」吹替「できちゃったの?」
・ジャイアントマンに。Give me back my Rodey.
・スティーブが「ペッパーは?」って聞いたの、ベルリンですよ。トニーは任務で来てて危険かもしれないのだから、さすがにペッパーについて来いと言わないでしょ。